グラフィックデザイナー:マッチングエージェントで仕事を探す

55歳フリーランス。女性です。実際に複数のエージェント登録し、集中して1ヶ月半クライアント探しをして使ってみた感想。ポートフォリオや職務経歴書をアップし、かなり疲弊しました。
集中仕事探しのきっかけ:今まで定額/月で契約していた企業の孫請けとして準委託されていたクライアントが突如打ち切りとなり、減収。フリーランスの打ち切りは30日前の通知が義務なのでその間に探すことに。
検索条件
フルリモート/業務委託(派遣を除く)
パッケージデザイナーがメインで探し、第2候補でグラフィックデザイナー(WEB以外)
Contents
デザイナー案件のあるエージェント
- ユウクリ★:老舗。デザイナー特化、DTPデザイン多め
- クロスデザイナー★:デザイナー特化、登録してすぐに面談で要望を伝え、ポートフォリオの説明、紹介メールは定期的にくる
- DXキャリア★(旧広告転職.com):デザイナー特化、フリーランス多め
- クリーク&リバー★:老舗。派遣が多い、紹介メールは定期的に来る
- クラウドワークス:プロジェクト型とコンペ型、案件は多いが素人デザイナーも多く応募数が多い
- クラウドテック:エンジニア系、UI・WEBデザイナーもある、DTPほぼなし
- ランサーズ:プロジェクト型とコンペ型、案件は多いが素人デザイナーも多く応募数が多い
- レバテッククリエイター:エンジニア系、UI・WEBデザイナーもある、DTPほぼなし
- ママワークス★:比較的デザイン案件は多い、単価が低い、テレアポの紹介メールが多数くる
- DYMテック:グラフィックデザイナーも若干ある
- テックダイレクト:エンジニアのみ
- 復業クラウド:WEBデザイナーが多い、WEB以外のグラフィックデザイナー案件も多少ある
- Green:エンジニアのみ
- ビズリーチ:デザイナー案件なし、条件を満たさないとのことで登録すら完了せず
- 求人ボックス★:クロス検索でデザイナー案件も網羅
- indeed:クロス検索でデザイナー案件も網羅
- グラフィカルジョブ★:老舗。クリエイター特化。DTPグラフィック多め
- @SOHO:老舗。クリエイター特化。フリーランスの掲示板的なサイト
- SOHOビレッジ:老舗。クリエイター特化。フリーランスの掲示板的なサイト
- JDN:デザイン情報サイト、大手企業や老舗デザイン会社などが募集、正社員が多いデザインのお仕事★
★紙媒体メインのデザインのお仕事を探すのにおすすめ(個人の意見です)
応募のステップ
基本的に登録して応募して、返事が来ます。が、採用不採用の返事すら来ないところも多い。1週間経っても返事が来なければ問い合わせ、と書いてあっても返事が来ないのがほとんど。めげます。
- ポートフォリオ、職務経歴書の準備
- マッチングサイトに登録
- エージェントがつくサイトでは面談して要望を伝える
活動スケジュール
- 1週目 ポートフォリオを整備、マッチングサイトへ登録、
- 2〜4週目 エージェントと面談、応募、スカウトメールや不採用通知もくる
- 5週目〜6週目 どんどん応募、企業のサイトの直接応募窓口にも応募
- 結果(1ヶ月半の間):マッチングサイトで採用されたのは1社、企業サイトの直接応募で1社
ポートフォリオについて
ポートフォリオは絶対に必要です。以前もポートフォリオについて触れたページがあるので、ご参考にどうぞ。Adobeポートフォリオなど無料で作れるポートフォリオサイトはいくつかあります。名刺交換するような相手の方には自分の屋号や活動場所、個人の特定がされるようなポートフォリオ(下記の2)でもいいのですが、求人サイトではこちら側の特定情報は伏せて作品群を見せる必要が出てくるため、匿名ポートフォリオサイト(下記の1)を別に作っています。さらに取引に進みそうな面談などの段階でクライアントの求めていそうなジャンルを載せたポートフォリオ(下記の3)、色々なジャンルの経験があるよという経験をアピールした方がいいクライアントには面談の段階でページ数の多い網羅したポートフォリオ(下記の4)。下記の3と4はネットに流出しない、今までのクライアントへの配慮したポートフォリオとなっています。最初に4を作り、どんどん簡易版や抜粋版、さらに近年のものを加えて作成していきました。

- 匿名ポートフォリオサイト(簡易版)
- 屋号などで作った自分のHP内の作品実績(ポートフォリオ)
- クライアントの希望するジャンルを盛り込んだPDFのポートフォリオ(4の抜粋版)
- 作品ジャンルが多岐に渡ったPDFのポートフォリオ
紙媒体のグラフィックデザイナーとしてのポートフォリオの考え方
WEBデザイナーは作ったサイトがネットに公開されているわけですし、ポートフォリオに堂々と載せてもいいのかもしれません。私のような企業に勤めていた時代の仕事の作品か現在お仕事をいただいているデザイン会社や広告代理店でのお仕事は作品の権利や所有権はクライアントのものであり、それを載せられないとなるとポートフォリオすら作れなくなってしまいます。そのためポートフォリオは大々的にネットに載せるのも控えています。見ていただきたい相手にURLを伝える、PDFで送るという公開の仕方をしています。
短期間でクライアントを得るための戦略
Chat GPTを利用して戦略とスケジュールを立ててみると、Chat GPTの答えは1週間に5〜7つくらいの応募をした方が良い、とのアドバイス。これはつまり数打って当たる、、、厳選応募していては仕事はもらえないという現実。最初の1ヶ月はこれを念頭にどんどん応募。
フリーランス市場の採用率の目安2
応募→採用の目安
- Webエンジニア(経験者)30〜50%
- Webデザイナー(UI/UX)15〜25%
- グラフィックデザイナー(DTP/パッケージ)5〜15%
つまり、10件応募しても1件取れれば上出来
- Chat GPTを利用して得た回答が含まれますのであくまでも目安です ↩︎
「一括応募」という機能
登録してみてわかったのが「一括応募」という機能を持っているサイトが多い。仕事探しの際、応募先の条件に合わせてポートフォリオをカスタマイズしたり、職務経歴書の見せ方を変えたりしていたのですが、「一括応募」ということはある程度の条件が合えば、どんどん応募しなさいというスタンス。これは企業側にしてみれば、ものすごい数が応募されてくるということ。つまりこちらが求人内容を見て厳選して、この仕事ならやりたいとか続けれそうなど熟考して応募していても当たらない。書類選考さえ見てもらえているのか分からない。
スカウト機能
条件を登録しておき、スカウトをONにしておくとメールで条件にあった企業を紹介してくれる機能。サイトで検索したときは企業名が伏せてる場合でもメールにスカウトで来る場合、企業名が公開されていることも多い。その場合、その企業のホームページや口コミをネットで検索することもできる。
紹介派遣について
個人事業主として事業届けを出している方は注意です。派遣社員は派遣会社の社員扱いで給料をもらう仕組みになります。業務形態が在宅や完全リモートだとしても社員となると個人事業は廃業しないとなりません。派遣会社の社会保険や厚生年金、雇用保険に入れるといったメリットもあります。働き方をそちらにスイッチするということになりますので、応募の際には考えて応募しましょう。
個人情報について
上にもあるように結構な数のサイトがあり、たくさん登録したため自分でも管理が大変になる。迷惑メールも増えた。絶対漏洩してるでしょ、、、酷いのはショートメールにも求人を探しているあなたにぴったりの仕事があります、のような詐欺メッセージも来た。求職情報は自分で個人情報をさらけ出していることも自覚して、ある程度目的を達成したら、厳選したサイトいくつかを残して削除した方がいいかもしれない。と思っています。
